に、参加しました😊
岩手県立美術館で催された、館内を巡る『てくてくツアー』に参加しました。
美術館ならではの設備や建築技術をガイドしていただき、
いつもと違う視点で見学させていただきました。
たとえば…
入館すると真っ先に目の前に広がるスペースの『グランドギャラリー』。
建物が湾曲しています。
これには理由があって、奥行を感じさせる構造の他に
西風が強く吹く場所に建っているので、少しでも強風の影響を軽減させるため、
なんだそうです。
なるほど💡
こちらはグランドギャラリーの床。
テカテカした黒い部分とザラザラした灰色の部分はどちらも花崗岩です。
研磨の仕方で、別物になります。
お次は柱。
この柱は何で出来ているように見えますでしょうか?
写真では分かりづらいかもしれませんが、木製に見えます。
しかし、正解はコンクリートです。
杉の板枠にコンクリートの流し込み、木目の模様をつけているんだそうです。
温かみがあります。
グランドギャラリーだけでも他にも見どころがあったり、
美術館だからこその特殊な設備もあったり…。
(撮影は出来ませんでしたので文章のみで)
美術館で万が一消火活動が必要になった場合、
作品を守るために水を使うことが出来ません。
そこで、水を使わずに消火するにはイナージェンガスという特殊な不活性ガスを
使うんだそうです。酸素が多いと被害が広がるため、
このような鎮静剤を使って被害を抑えたり、
地震が発生した場合には作品が転倒しないように
個々の作品の土台に仕掛けがあったりと
災害にも適応した設備が備わっているそうです。
本来はバックヤードも案内いただけるということでしたが
コロナ禍の為、蜜を避けるという理由から今回は開放的な空間のみでの
ツアーでしたので、通常開催が待ち遠しいです。
絵は描けないけど頭は掻ける?東杜観光でした。